
このコミック形式の書籍は、ジョアン・ペ・デ・フェイジョンによる完全なオリジナル作品であり、彼にとって個人的にも創作面でも大きな節目となる作品である。
イングが執筆・イラストを手がけた本書は、彼女の弟ジョアンを中心に据え、自閉症を困難な物語としてではなく、自身の経験に基づいた軽やかさで描いている。
視覚的な表現もこの意図を反映しており、温かさ、ユーモア、そして日常の瞬間を包み込むような、柔らかく遊び心のある構図が特徴だ。イングは違いを距離として捉えるのではなく、むしろそれを近づけ、喜びをありのままの、飾らないものとして表現している。
今月発売予定のイングの作品は、これらの物語の見方や共有の仕方を根本から変えるものだ。



